日本が誇る伝統技術を日常に。かすり染めの魅力あふれるDIFFUSERの人気グラスコード
モノづくりの国、日本。
海に囲まれたこの土地で、腕利きの職人たちが数々の技術を育んできた。
伝統技術は、電気もガスもなかった時代と現代を繋ぐ、貴重な接点。
当時の人々が触れていた物に、いま私たちが触れられることにロマンを感じる。
その技術を未来へと引き継ぐには、どうすれば良いのか。
もちろん記録を残すことも必要だが、一番は「生活に取り入れる」こと。
伝説として語り継ぐのではなく、日常的に伝統工芸品に触れることが、真の意味での「技術を守る」ことにつながるのではないだろうか。
とはいえ、私たちの生活はあまりにも変わってしまった。
着物よりも洋服の方が楽だし、和箪笥は現代のインテリアには似合わないことも多い。
そこで提案させていただきたいのが、DIFFUSER Tokyo(ディフューザー)プロデュースのグラスコードシリーズ。
京都の伝統技術「かすり染め」を取り入れた”和モダン”なデザインが魅力的だ。
日本はもちろん、海外からの評価も高い3つのグラスコードに注目してみよう。
職人の技術と経験が求められる「かすり染め」のシビアな世界
遠い昔、海を渡って日本にやってきた「絣(かすり)」という技法。
時間をかけて人々の生活に浸透し、江戸時代に発展したといわれている。
日本にはいくつか伝統的な染色技法が残されているが、かすり染めは、1本の糸を複数の色で染め分けするというもの。
複数色で染め上げた糸を織ることで、模様を描く。織った布を後から染色する方法よりも、繊細で独特な柄を表現できるのが魅力だ。
完成後の姿をイメージし、逆算して染色しなければならないのが、この技法の難しいところ。
色の配置や染める順番が少しでも違えば、思うような仕上がりにならない。正確な見極めと、確かな技術が必要とされる世界だ。
電気も機械もない時代に育まれたこの技法は、当然のことながら、すべて手作業で行われる。
色の出し方など、一つ一つの工程に注意を払いながら、職人が丁寧に時間をかけて染色する。
そして染色した糸を、また丁寧に織り上げ、グラスコードへと仕上げる。
一切の妥協を許さない精巧な技術。「最高品質」を求めて注ぐ時間と手間。
DIFFUSERのかすり染めグラスコードは、そんな職人たちの熱意と日本の誇るべき文化を日常で感じられる、非常に贅沢な逸品なのである。
伝統技術を気軽に身につける喜び
「伝統技術を用いた品物」と聞くと敷居が高く感じるかもしれないが、実際はそうではない。
気軽に日常使いできるグラスコードとして、使う染料に工夫を凝らしている。
使用されているのは「カチオン」と呼ばれる塩基性染料の一種。発色の良さが魅力で、繊細な色の表現を必要とするかすり染めと非常に相性が良い。
また、カチオン染料には色落ち・色移りしにくいという特徴もある。もちろん繊維を染めている以上、完璧に防げるわけではないが、それでも長持ちしやすいのはユーザーにとってありがたい。
少しでも外に出たら汗ばむ、この季節。
キャンプやハイキング、バーベキューなど、楽しいイベントも控えている。
外出することが多くなるシーズンこそ、かすり染めグラスコードの活躍する場。
いつものファッションにプラスして、ひと味違うアウトドアコーディネートを堪能しよう。
ファッションに「個性」をプラスする3つのグラスコード
今回ピックアップしたのは、3つのグラスコード。
同じ技法を取り入れているにもかかわらず、それぞれ全く異なる雰囲気で、非常に個性豊か。改めて、かすり染めの表現力の幅広さに驚かされる。
【GRADATION DYEING GLASS CODE】
「GRADATION DYEING GLASS CODE」は、滲むようなグラデーションが美しい一本。かすり染めならではの味わい深い色合いが魅力的だ。
着物の帯締めを彷彿とさせる和の雰囲気だが、モダンファッションに自然と溶け込む。
カジュアルはもちろん、ジャケットやシャツなどの上品なアイテムとも相性が良い。
敢えてシンプルな服装に合わせて、グラスコードが主役のスタイルを楽しもう。
【STRIPE DYEING GLASS CODE】
「STRIPE DYEING GLASS CODE」は、ベースカラー、アクセントカラー、ブラックの3色で構成された、複雑な色合いが楽しめるグラスコード。
3回の染色を経てようやく出来上がる、手の込んだ代物だ。
ベースカラーとブラックが落ち着いているため、奇抜さはなく、さりげなく装いに彩りを添える。
Tシャツとショートパンツに合わせるだけで、あっという間に垢抜けたサマーコーディネートが完成する。
既にグラスコードを持っている人も、ぜひバリエーションとして1本持っておきたいグラスコードだ。
【NEON COLOR DYEING GLASS CODE】
最後は、色鮮やかなネオンカラーが目を惹くモードなグラスコード。
ネオンカラーはもともと染料にないため、職人とデザイナーが一から色を作り、何度も調整を重ねて、この「発光して見える色」を完成させたという秘話がある。
ブラックとネオンカラーのグラデーションが斬新で、いつものアイウェアと組み合わせるとパッと気分が変わる。
インパクトのあるカラーだが、近年の幅広いファッションにマッチ。特に、スポーツミックススタイル、モードファッションとの相性は抜群だ。
スタイリッシュなカラーを身につけて、周りと差を付けよう。
新たな日本文化の楽しみ方
歴史ある技術と新しい価値観。
2つが融合することで、新たな文化が誕生する。
海の向こうから到来した文化に胸をときめかせ、思い思いの方法で工夫し、生活に取り入れた、かつての人々のように。
「かすり染め」を身につけ、自分なりの日本文化の楽しみ方、そして新たなアイウェアファッションの形を見つけよう。