「安い」「早く」「大量」を売り文句とする商品が流通するなか、近年は高品質・個性的・貴重なアイテムに注目が集まってきている。物を買うことの価値観が変わり、多少値が張っても「本当に良いものなら手に入れたい。」という人が増えてきているのだ。

 

そんな本物志向の人々に愛され続けて長いDIFFUSER(ディフューザー)は、ハイセンスで使い心地の良い、他にないアイテムを数多く生み出してきたアイウェアアクセサリーブランド。なかでも貴重な素材を使い、職人が1点1点丁寧に作るプレミアムシリーズは高い人気を誇っている。

 

そして、そのなかでも特に注目を浴びているのが、今回ご紹介する【TORTOISESHELL STARRING HOLDER】である。美しいべっ甲と、上品に光り輝くシルバーが印象的なグラスホルダーだ。

 

エレガントでクール。でもどこか親しみやすい雰囲気を持つこちらのアイテムの写真を眺めつつ、魅力の秘密に迫ろう。

 

天然だからこその味。「タイマイ」を使った輝くべっ甲

 

【TORTOISESHELL STARRING HOLDER】はDIFFUSERの「プレミアムシリーズ」と称されるだけあって、素材がやはり”プレミアム”。

 

まず、リング外側に見えるべっ甲は、「タイマイ」という熱帯に住むウミガメの一種の甲羅を加工したもの。日本では「かんざし」や「くし」に使う素材として、古くから貴重品とされてきた。

 

以前べっ甲製品は海外から輸入していたが、1993年以降ワシントン条約によって全面輸入禁止とされたため、現在は過去に輸入した素材の残りを使用するしかない。その残された分も多くはなく、天然のべっ甲は今、かなり希少価値が高いとされている。

 

眼鏡のフレームやレディース用のアクセサリーなどでべっ甲を見かけることはあるが、そのほとんどがプラスチック製。天然ものの「タイマイ」を使って作られた製品はなかなかお目にかかれない。

 

さらに、今回ご紹介するグラスホルダーに採用しているのは、赤みを帯びた黄色に、濃いオレンジ色の斑点がある「バラフ甲」と呼ばれるもの。黄色い部分が多ければ多いほど、色が薄く透明度が高ければ高いほど価値があるとされるべっ甲のうち、3番目に希少価値が高いと言われている種類だ。

 

1つ1つ色合いが違う、天然素材ならではの魅力。そして光を受けて艶やかに輝く、神秘的な雰囲気。貴重で高価値な上に、本物でしか味わえない魅力があるからこそ、【TORTOISESHELL STARRING HOLDER】は人気を集め続けているのだろう。

 

アクセントとして着こなしを格上げしてくれるスターリングシルバー

 

リング内側にあるのは、名前にある通り「スターリングシルバー」。

 

スターリングシルバーとは、銀が92.5％の割合で配合されている銀合金のこと。銀100％だと柔らかすぎて、加工しにくい・型崩れしやすいなどの弊害が出るため、他の金属を7.5％混ぜることでバランスをとっている。銀以外の素材を含んでいるものの、イギリスでは純銀として扱われるほど価値が高いとされているものだ。

 

シルバーらしい上品な輝きを放ちながらも、強度があり、長く使えるのが魅力。シルバー素材と言うとサビや変色が気になるところだが、【TORTOISESHELL STARRING HOLDER】には変色防止のコーティングが施されているため、安心だ。手入れする手間が省ける分、気軽に日常できるのもまた嬉しい。

 

アクセサリーは、ある一部分にのみに貴重な素材を使用し、その他は安価なもので済ますことも多い。量産し、売り上げを伸ばそうとすると仕方のないことではあるが、すべてに良質な材料を使って作るからこそ、リュクスなものが生まれる。【TORTOISESHELL STARRING HOLDER】はまさに素材の隅々までこだわり抜いてつくられたグラスホルダーで、他で見ない至高の一品へと仕上がっているのだ。

 

江戸時代の技術を現代へ

 

DIFFUSERがこのグラスホルダーの作成を依頼したのは、高い技術力を持つ「江戸べっ甲」の飾り職人。江戸べっ甲とは、水と熱のみでべっ甲を圧着させる特殊な手法で、その歴史は名前の通り江戸時代から続く。その技術を持つ熟練の職人が、非常に柔らかく、加工が特に難しいと言われているべっ甲素材を1点1点丁寧に手作業で行っている。

 

江戸べっ甲のような伝統工芸品は、人間の歴史、文化の歴史を感じさせるロマンあふれるもの。しかし、実生活には取り入れにくい印象があり、どうしても「歴史博物館にあるもの」「お土産として買うもの」というイメージがぬぐえない。

 

【TORTOISESHELL STARRING HOLDER】は、そんなイメージを変えてくれる一品。古き良き日本の良さを残しつつも、現代のファッションに自然に馴染むモダンなデザインへと昇華されており、気軽に江戸の文化を触れさせてくれる。「伝統工芸品を身につける」という新しい体験ができるのも、このグラスホルダーの魅力のひとつと言えるだろう。

 

あなたはどっちを選ぶ？つい悩んでしまう2種のデザイン

 

【TORTOISESHELL STARRING HOLDER】には2種類の形、カラーがある。どれを選んでも長く愛用できること間違いなしなのだが、それぞれが持つ特徴について軽く触れておこう。

 

まず形は「ROUND」と「SQUERE」の2種類から選べる。「ROUND」はべっ甲に丸みを持たせたデザインで、上品でクラシカルな印象。対する「SQUERE」はべっ甲の縁が角張っており、重厚感がある。「SQUERE」の方がややカジュアルかつ男性らしい雰囲気があるものの、どちらも男女問わず使えて、どのようなコーディネートともマッチする。「普段の着こなしに合うか」を気にせず、直感で選んでも後悔することはないだろう。

 

またリング部分のカラーは、シルバーとゴールドの2種類。ゴールドの方がよりゴージャスな雰囲気だが、どちらも十分華やかで使いやすいカラーだ。スプリング・オータムタイプの人はゴールドを、サマー・ウィンタータイプの人はシルバーをというように、パーソナルカラーで選んでみるのも面白い。

 

最後に、グラスホルダーのコード部分は「ブラック」「レッド」「イエロー」「ブルー」「ブラウン」の5色展開。「ブラック」に関してはステッチあり・なしから選べる。

 

コーディネートしやすいデザイン・カラーのリングを採用しているからこそ、思い切ってコード部分のカラーで個性を出してみるのも良いだろう。また、手持ちのコードと付け替えながら、季節やシーンに合わせて使いまわすのもぜひおすすめしたい使い方だ。

 

「買ってよかった」を約束してくれるグラスホルダー

 

【TORTOISESHELL STARRING HOLDER】は他の商品と比べて少し値が張る分、どのデザイン、カラーを選ぶか迷ってしまうかもしれない。しかし、飽きないデザインと長く使える質の高さ、年齢問わず似合う高級感を兼ね備えているので、きっとどれを選んでも満足していただけるはず。

 

アイウェアアクセアリーの購入は、悩む時間さえ楽しいものだが「気になっていたけれど、迷いすぎてあと一歩手が出なかった」という人もいるだろう。もしもこの記事が、そのような方の背中を押すきっかけとなれば大変幸いだ。